歯並びが悪いとよく指摘されるのですが、あまり気になりません。 このまま放置するとどんな不具合が起きるのでしょうか。 |
悪い歯ならびや咬み合わせがあると、顎の正常な成長・発育が阻害され、ますます歯ならびや噛み合わせが悪くなることがあります。 |
矯正するとどんなメリットがあるのですか? |
矯正すると見た目がきれいになることによる精神的影響だけでなく、歯のお掃除がしやすくなるので、むし歯や歯周病にかかりにくくなり、機能的な噛み合わせになるので咀嚼能率が向上し顎間接の障害を予防するなど、より健康的に生きることができます。 |
どんなときに矯正歯科に相談に行けばいいですか? |
お子さんの歯ならびや顎の成長で気になることがあれば、お気軽にご相談ください。 例えば、3歳や5歳時の歯科検診で「不正咬合」と指摘されて不安な方、永久歯(大人の歯)に生えかわっている途中でお子さんの歯ならびが気になりはじめた方、学校検診で指摘された方などはご相談ください。成人の方の場合でも、見た目が気になる場合や物が噛みにくいなど歯ならび、かみ合わせで気になることがある場合にはご相談ください。 |
年齢制限はありますか? |
歯ならびの治療は、歯と歯ぐきと歯を支える骨が健康であれば、何歳でも治療できます。歯槽膿漏などがある場合は、まず歯周組織を良い状態に治してから矯正治療を始めます。しかし、その年齢では成長・発育は終了しており、顎や歯の移動が円滑でないため治療期間が長くなることが多いようです。またむし歯などの治療を受けておられる場合、治療の制約がある可能性がありますので、一度矯正相談を受けられることをお奨めいたします。 |
料金・期間はどれくらい? |
治療期間ですが、不正咬合の著しい場合は装置を入れておく期間が1~3年程度かかることもあり、反対に簡単な治療で改善する場合には半年程度で済むこともあります。受け口など顎に問題がある場合などは、はるかに長い期間に及ぶ場合もあります。とくに子供の場合は成長の度合いや不正咬合の種類などで、治療期間が様々ですので一度、カウンセリングを受けていただき、予想される料金および期間の説明を受けてから、検討されることをお奨めいたします。 |
矯正歯科治療でも医療費控除ができると聞いたことがあります。 私は会社に勤めていますが、医療費控除ができるのでしょうか。 |
一般に、医療を受けられた場合、確定申告の際に医療費控除をすれば税金が戻ってくることがあります。咬み合わせや歯ならびを改善する矯正歯科治療も同様ですが、美容が目的の矯正歯科治療では医療費控除ができない場合もあり、成人の場合は医療費控除できない場合が多いようです。詳しいことは管轄の税務署にお尋ねにならなければなりませんが、医療機関で発行された領収書は必ず保存しておいてください。 |
矯正歯科治療を考えていますが、装置が見えるのは仕事に支障がありそうです。 どのような装置があるか教えてください。 |
最近では白色や透明の目立たない素材でできた装置や、白色にコーティングされたワイヤーなど、目立たない矯正装置を用いてスマートに矯正することができます。一度、矯正歯科の医院や病院で、矯正相談を受けられ、あなたに入れる可能性のある装置を実際にみていただかれることが最も良い方法と考えられます。 |
スポーツや吹奏楽器に影響ありますか? |
矯正歯科治療中に強くかみ締めると一時的に痛みが出ることもありますが、長い目で見ると早い時期に治療されておくことをお奨めいたします。激しいスポーツをする場合は、マウスピースの作製も行っておりますので、お気軽にご相談ください。 次に、吹奏楽器を演奏する場合ですが、矯正装置を入れた当初はあまり良い音色は出ないようです。しかし、数ヶ月もすれば、慣れて来るとのことですので問題ないかと思われます。 |
結婚を機に矯正歯科治療を受けたいと考えています。 考慮しなければならないことがありますか。 |
矯正歯科治療も大きなストレスとなります。新生活に慣れて、落ち着かれてから矯正歯科治療を受けられることをお奨めいたします。また、妊娠については初期がもっとも大切な時期で、できれば矯正歯科治療と同時進行になりませんようお考えになってください。 |
矯正治療中に長期出張、旅行に出かけても大丈夫でしょうか? |
前もって教えていただければ数か月程度であれば問題ないと思われます。年単位にわたる場合は転院を踏まえて対応いたします。ご相談ください。 |
結婚予定なのですが、式の当日だけ装置を除去できますか? |
治療の状況にもよりますが、もちろん出来るだけ美しい状態で式を迎えていただくような対応をさせていただきます。状況によっては数週間装置を取り外しの透明なものに交換することも可能ですので新婚旅行などスケジュールが分かり次第ご相談ください。 |
以前矯正相談を行ったら、先生から説明を聴いた際に歯を4本も抜くといわれました。 健康な歯を抜いても将来問題は起こらないのでしょうか。 |
当然、矯正歯科医も抜歯することは基本的に行いたくないのですが、もっとも患者様のために良い方法であるとの判断から抜歯をお勧めすることがあります。近年歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療によって歯を抜かずに済む適応が広くなっています。しかしながら、将来のために咬み合わせや歯ならびを改善するのであり、症例によっては、抜歯がどうしても必要な場合もあります。無論、治療のための抜歯につきましては、本人そして保護者の同意のもとに行われるもので、納得いかれるまで主治医にお尋ねになってください。 |
リスクや副作用などはありますか? |
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について日本矯正歯科学会に基づき詳しく掲載しています。 こちらをご覧ください。→ 矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について |